料理をスムーズに行うための作業の流れは決まっています。

そして狭いキッチンの場合はスペースが限られているため、一つ一つの工程をより丁寧に行っていく必要があります。

計画的に作業を進めないとものの置き場に困ったり、下準備した材料がどこに何があるのかわからなくなったりして、調理のクオリティが下がってしまいます。

そこで今回は狭いキッチンで料理を行うにあたっての基本となる作業の流れを、冷蔵庫の余りもので作った野菜炒めのトマト煮を事例に説明していきたいと思います。

### 01.作業スペースを確保する

まずは作業をスムーズに行うために、シンクや洗いもの置き場に何もない状態にします。

そして調理器具などの物置きスペースを折りたたみスツールなどで準備します。

下準備した食材や調味料を置くためのサブスペースも準備すると、さらに快適に作業を行うことができます。

![id04-article-01](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/7kzR9q7iDJO7dG6IhkGGT/37610b964312a4aa9f8ace62848c3e20/id04-article-01.jpg)
> シンクを何もない状態する（写真: small dish）

![id04-article-02](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/3D9YtrDwhPkvjEFeH6CE9Z/6351954143d2e88a445fd2d362e293b3/id04-article-02.jpg)
> 天板でシンクの作業スペース確保（写真: small dish）

![id04-article-03](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/3SNf4dbEiJgM9844duOT2j/7c4ce2405294bf014ed04663aeb21a52/id04-article-03.jpg)
> 折りたたみスツールで物置きスペース確保（写真: small dish）

### 02.食材・道具を用意する

冷蔵庫から食材を取り出して、野菜はざるに入れて洗いましょう。

その後メイン作業スペースで、食材をパットやボウルで仕分けします。シンクに作業スペースがない場合は、シンクのサイズに合った天板用意して差し込みスペースをつくると良いでしょう。調味料はそれぞれ必要な量を調味料入れに小分けしていきます。

フライパンや鍋など必要な調理器具をキッチン収納棚から取り出して、コンロや物置きスペースに並べておきます。

![id04-article-04](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/1UZZ6Z5KpAJlzWA0bPnMBZ/70da13f4db4ac7a511465545367db752/id04-article-04.jpg)
> 冷蔵庫から食材を出す（写真: small dish）

![id04-article-05](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/1XDbosYlhj3fBxIenjcuNo/b99d324b2c2720f89226678a6f886d33/id04-article-05.jpg)
> 作業スペースに並べる（写真: small dish）

### 03.食材の下準備をする

野菜は献立にあった方法でそれぞれ切っていきます。じゃがいも・にんじん・玉ねぎなどは皮むき作業があり散らかりがちなので、皮を入れるためのボウルを用意しておくと便利です。

肉は下味をつけて5~10分ほど置いてから、適当な大きさに切ります。

魚（切り身の場合）の場合は下味をつけて5~10分ほど置いてから、水気を取ります。

![id04-article-06](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/3h2fQNONoggOW61EDonjcE/eb0ff9248ffdd763efd9bd2c26278b79/id04-article-06.jpg)
> 食材をカット（写真: small dish）

### 04.加熱調理をする

フライパンや鍋を使って加熱料理を行っていきます。

多くの加熱料理では油を入れて強めの中火で熱した後に、野菜→肉の順番で加熱していきます。野菜の中でも、固く火の通りにくい食材から先に入れていきます。

イタリアンの場合は、熱したオリーブオイルににんにくと赤唐辛子を入れて弱火で炒めてから他の食材を入れていきます。

肉や魚は焦げないように、きちんと加熱時間を意識しましょう。

加熱調理では木べら・菜箸・トングを使うので、マルチスタンドを用意しておくと置き場所に困りません。

食材の加熱調理が献立通りに進んだら、調味料を入れて味付けしていきます。入れた後に全体へ混ぜ合わせます。

![id04-article-07](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/1mKxXENQAjzIWh4QXaJVsb/f8c83069e6580cef258e0ae2759cd3ce/id04-article-07.jpg)
> 加熱手順01（写真: small dish）

![id04-article-08](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/1uCOiexemR4ZWEWmGAJMrm/cb12a7e1edcec5c09e401096fe9fb274/id04-article-08.jpg)
> 加熱手順02（写真: small dish）

![id04-article-09](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/2w6y3YvIYdLUUbaSKovMj/fab6e5057b6c335750306594a13f4cd9/id04-article-09.jpg)
> 加熱手順03（写真: small dish）

### 05.皿に盛り付ける

調理が終わったら皿に盛り付けます。

使う皿は最初のうちは、シンプルなデザインでどんな献立にも合う万能なものが良いでしょう。

その後献立に合わせていろいろなデザインの皿を取り入れていくと、見た目もさらに美味しく、楽しさも増すのでおすすめです。

料理によっては皿に盛った後、好みで調味料・スパイス・ハーブなどをかけます。イタリアン料理では乾燥パセリや粉チーズを使うことが多いです。

![id04-article-10](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/3sdmf0bvBDqZwaUnvUng5z/66e745fd0ada06b1d4b799a9ce38e930/id04-article-10.jpg)
> 野菜炒めのトマト煮完成（写真: small dish）

料理は小さな作業の積み重ねです。一つ一つの作業を怠ると、それらが積もって料理の仕上がり具合が下がってしまうでしょう。

スムーズに作業を進めるポイントは「作業台に十分なスペースを維持する」「工程の間で片付けや洗いものをする」です。

今回お伝えした基本形である料理の手順を意識して、様々な献立にチャンレンジしていきましょう。

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small dish 編集部

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狭いキッチンでの料理作業の流れ

色々な調味料が揃っていると、料理のバリエーションが広がります。冷蔵庫の余りものでも調味料を足すことで、より味わい深く仕上げることもできます。

一方でどこに何があるかわからなくなったり、一箇所に煩雑に置いて料理をする時のストレスになってしまっているかもしれません。

今回は調味料の整理・保管について、種類別に説明していきます。

### ガラスボトルに揃える

料理でよく使うスパイスやハーブなどの調味料は、ガラスボトルに入れ替えて保存しましょう。

ガラスボトルなので、きちんと保管できると同時に中身を把握することもできます。

また統一感が出て美しく、見た目もすっきりします。

すぐに取り出せて、調理の邪魔にならない場所に並べると良いでしょう。

![id03-article-01](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/6FMyAzK5fXmcZtPVpUkAvW/7afbbd339836e9d3e397f8af7c94f7aa/id03-article-01.jpg)
> 調味料ガラスボトル（写真: small dish）

### 冷蔵庫の調味料スペースでの保管

当たり前ですが、ケチャップやドレッシングなどは冷蔵庫で保管します。

調味料の大きさや形ごとに収納して、手前に小さなものを置くようにすると取り出しやすくなります。

キッチン収納同様に冷蔵庫の調味料スペースを把握して、必要なものだけを購入するようにしましょう。

![id03-article-02](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/4jXN0egmMXPk6mxkcplJdT/050ca7510fd44bdb248cf035bbc42eeb/id03-article-02.jpg)
> 冷蔵庫の調味料収納（写真: small dish）

### シンク下の小さな収納棚活用

ミニキッチンにあるシンクしたの小さな収納棚には、包丁やまな板などの調理器具の他に液体系の調味料の保管に使います。

主に油・オリーブオイル・しょうゆ・酒・みりんなどを置きます。

![id03-article-03](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/53UQb9B16GaVXQIHZM7xLv/cad9e0d2476dcaed7f95a933dbb93441/id03-article-03.jpg)
> シンク下の収納棚収納（写真: small dish）

### 粉系調味料はジッパー付きを選ぶ

最後に小麦粉やパン粉などの粉系調味料ですが、購入する際はそれほど使用するものではないので小さいサイズを選びましょう。

そして、ポイントはジッパー付きであることです。

ジッパー付きでしたら横にしてもこぼれる心配はないので、重ねて収納することができます。

備え付け収納棚があれば、パスタなどの乾きものと一緒に保管します。

![id03-article-04](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/1MqatVUgE7SkrdfYch8vxx/354f3ab4a6ec7b9d6d06ddf1534ac6d2/id03-article-04.jpg)
> 粉系調味料収納（写真: small dish）

このように調味料の保管場所を種類ごとに分けることで、見通しがよく管理しやすくなります。

残量や賞味期限を定期的にチェックして、きれいでまとまった状態を維持しましょう。

また、定期的な在庫や賞味期限のチェックも行うようにして、調味料の見直しを行うことも必要です。

気持ちよく料理するためにぜひ調味料を整理して、使い勝手の良い保管方法に変えていきましょう。

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スパイスボトル 10本セット

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調味料を整理・保管する

モノに溢れ、ごちゃごちゃになりがちなキッチン収納。

特に調理器具は形もサイズも違うため、うまくまとめるのが難しく狭い収納スペースをひっ迫させる原因です。

また、キッチンがきれいに整理されていないといざ料理をするときにやる気にも影響します。

そんな悩みの多いキッチン収納ですが、ポイントを抑えれば見通しがよくコンパクトにまとまった状態を実現できます。

### よく使うものだけを選ぶようにする

調理器具や食器を収納する一番のポイントは「ものが少ないこと」です。

使いそうだったり気に入ったものをよく考えずに購入してしまうと、すぐに収納スペースのキャパを超えてしまい、結果無理やりにものを詰め込むこととなってしまいます。

まずは収納スペースのキャパをしっかりと把握して、ものをしまった状態や活用シーンをイメージしてから購入するかの判断をしましょう。

特に調理器具は一つ一つが大きくスペースを消費してしまうので、なるべくコンパクトかつ万能なものがおすすめです。

![id02-article-01](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/16lXgZNRtEqVlLP3ovig4G/ffa7914046642d03b731a8f3cc2970e7/id02-article-01.jpg)
> 定番調理器具例（写真: small dish）

### ものの定位置を決める

ものの位置が明確なら機械的に作業することができて、片付ける時に悩むストレスや散らかってしまう問題も解決できます。

定位置を決める時は、ジャンルごとに領域を区切るのがおすすめです。わかりやすさに加えて、予め決めた領域内にものの量を抑える目安にもなります。

調理器具や食器はぴったりとつめて収納するのではなく、余裕をもって置くようにしましょう。

![id02-article-02](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/4sT0NwaXon2llqgaRtQCUg/79c41cab67616a4e20b723412f3f5e58/id02-article-02.jpg)
> 調理器具を収納（写真: small dish）

![id02-article-03](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/15tjkKz2HwnNWpFDhUSCZU/c4e0340a0c8ac41621c4d8fb5f98228d/id02-article-03.jpg)
> 調理器具を収納（写真: small dish）

### カトラリーはケースにまとめる

箸・フォーク・サイズ違いのスプーンなど散らかりがちなカトラリー類は、横置きのケースにまとめます。

ブリキ缶など縦置きのケースもありますが、ゴミが底にたまりやすく、取り出しづらいこともあるので横置きをおすすめします。

カトラリーが豊富な場合は、用途別にケースを複数に分けて重ねるのも良いでしょう。その場合、よく使うものを上段にして取り出しやすくします。

![id02-article-05](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/4QCSVxOSOywDgIEFTBel1o/cac6e1d1dc760d4981719ebd15821f81/id02-article-05.jpg)
> カトラリーケース使用（写真: small dish）

### 縦のスペースに道具を吊るす

トングや料理ヘラなど使用頻度の高い道具類は、すぐに使えるよう壁に取り付けたフックに引っ掛けて吊るします。

吊るすために使用するのは、壁に穴を開けないで取り付けられるキッチンツールフックや、3Mのコマンドフックがおすすめです。

![id02-article-04](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/2MzJUQly2fYQqPGaJ42xvD/550d6324973479938abf8b1825538674/id02-article-04.jpg)
> フックで壁掛け（写真: small dish）

キッチン収納は一度片付いたら終わりではなく、良い状態を継続しなければなりません。

そのために「道具を片付けるときにやりづらさはないか」「ものの量は適切か」などを定期的に見直すことが必要です。

まずは隔週や月1などの期間でトライしてみるのが良いです。

毎日の料理習慣を持続するためにも、早速キッチン収納改善に取り組んでみましょう。

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調理器具や食器を収納する

「一人暮らしを始めたから料理に挑戦しよう」と意気込んだけれど「1コンロでシンクもほとんどスペースのないキッチンのため続かなかった」という人も多いかと思います。

しかし狭いキッチンでもやり方や仕組みを変えれば、ストレスなく料理することができて習慣化することが出来ます。

そこでこの記事では、狭いキッチンでスムーズに作業をするための様々な空間づくりアイデアを紹介していきます。

### ぴったりサイズの天板で作業スペースを加える

まずは材料をカットしたり、下準備するメインの作業スペースを確保することから始めましょう。しかし、狭いキッチンではシンクに全くスペースがないものも多くあります。

そんな時は流しスペースに天板をはめ込んで、作業スペースを新しくつくりましょう。
使用する天板は、ホームセンターの資材コーナーやオンラインの木材通販サイトで購入が可能です。

流しスペースのサイズをしっかりと測ったら、好みの木材を選びサイズを指定して注文しましょう。

また、天板は必要な時以外はキッチンの隅に立て掛けておけるため邪魔になりません。

![id01-article-01](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/6hUJNrYq3mdy0whwnKZwKM/2b304cc9b78368913355d62d2ba9e963/id01-article-01.jpg)

### 折りたたみスツールで物置きスペースをつくる

次に料理の間、ものを置いておくためのスペースとして折りたたみスツールがおすすめです。

作業前の調理器具や食材を折りたたみスツールに置くことで、メインの作業スペースがごちゃごちゃせず、スムーズに作業することができます。

こちらも不要の時は、折りたたんで立て掛けておくことで省スペース化が可能です。

![id01-article-02](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/64BziSh5YVq5dl3jAo3IrP/5653169a24f3401deea9d0e35f8f6ea7/id01-article-02.jpg)
> 折りたたみスツール使用（写真: small dish）

### 便利な100円ショップアイテムを活用する

100円ショップのアイテムには狭いキッチンで役に立つものが多くあります。今回は2つの便利アイテムを紹介します。

1つ目はプラスチックケースです。狭いキッチンによく見られる洗いもの置き場にプラスチックケースをのせれば、下準備した食材や調味料を置くサブスペースとして活用することができます。

2つ目はマルチスタンドで、料理の最中に菜箸やトングといった高さのある保管するのに使えます。

マグネット式なので、冷蔵庫や洗濯機のサイドに付けておけば邪魔になりません。洗う時はマルチスタンドを外してシンクに移動させれば効率的に作業ができます。

![id01-article-03](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/6Hr9Z0EjC9cxoTHKXEaOLu/6827244ec6a53a53c4b4e3b0e960814b/id01-article-03.jpg)
> プラスチックケース使用（写真: small dish）

![id01-article-04](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/6ld8xgz3Y36gZ1AcLxCrf6/8e645461ac0f9506531729922e59ad85/id01-article-04.jpg)
> マルチスタンド使用（写真: small dish）

### 生ゴミ用ボックスを用意する

料理はつくるだけでなく片付けも必要です。片付けの中でも、生ゴミの処理は手間がかかり大変です。

生ゴミは野菜を下準備する際に必ずでますし、料理の食べ残しも処理しなければなりません。

そのため、生ゴミの保管に蓋付きのボックスを用意しましょう。料理で動く際邪魔にならないように小さめのものを選ぶと良いです。

また、ボックスのサイズに合ったビニール袋を中にセットしてゴミ出しの時はそれを外して使います。

蓋をすれば匂いも防げますが、気になる時は生ゴミの匂いを消すスプレーもあるので併せて使ってみましょう。

![id01-article-05](https://images.ctfassets.net/yjftfsisih9r/4OjYfzzuX7WsSrjWesZ1LV/a3580273f18ee0336f02fa8f5be2cb85/id01-article-05.jpg)
> 生ゴミ用ボックス（写真: small dish）

以上、作業スペースを確保するための様々なアイデアを紹介してきました。

最初から十分なスペースのあるキッチンに越したことはありませんが、やり方や仕組みを変えれば「狭くて料理に向かないキッチン」を「コンパクトで料理しやすいキッチン」にすることもできます。

むしろ頭を使って工夫することにより学びがあることは間違いありません。

ぜひ「狭い」という制約を楽しんで、料理習慣化に向けて挑戦していきましょう。

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